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墨会館

 スポット帰省、連日の猛暑に負けてはならないと、墨会館の見学に行ってきました。墨会館とは、丹下健三が比較的初期の段階で設計した中規模の事務所で、今までは艶金(ツヤキン)の本社だったのが一宮市に譲渡されたものを、公民館にリノベーションして去年より一般公開されています。

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 昭和27年、当時一宮は繊維の街として「ガチャマン」(ガチャッと織れば万が入るという意味)とまで言われた全盛期、繊維企業ツヤキンの社長が丹下健三に惚れ込んで設計を頼み込み、一度は中断するも電車で偶然再会したのをきっかけにプロジェクトがスタートしたといいます。偶然の巡り合わせがきっかけのようで、実は中部での丹下建築は珍しいのです。

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 行った日はたまたま有名なダンサーの教室があるとかで大人数が賑わっていました。リノベーションは文化財指定を受けての流れだとは思いますが、保存しなきゃっていうのでなく実際に使っていくのが一番よい解決方法だと思います。なんか建物が喜んでる感じがするっていうか。。。

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 導入部のピロティはダブルビームの梁とテラコッタグリルの組積壁で構成されています。グリルの向こう側には広大な庭園が広がっていて、内部への期待がいやがうえにも膨らみます。上を見上げると構造体で切り取られたスカイブルー。柱を耐震補強したのでダブルビームとの取り合いがちょっとずれてしまっています。

 受付で見学申込の用紙に記入してパンフレットをもらいます。すると専門のガイドさんが資料を片手に2階から案内してくれました。ガイドさんはこの建物の歴史と丹下健三についてよく勉強されていて、一緒にまわると見所がわかり安くてウンチクも面白かったです。
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 特徴的なのは超閉鎖的な外壁(本当は外壁でなく構築物の壁+キャンティ庇)と、相反する開放的な内部空間。建物を外部から見ても2階部分以外は内部がまったく見えなません。建築時、建物周囲は織機工場で埋まっており、織機の音がガチャガチャと煩かったことを考慮して閉鎖型にしたのこと。

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 そういえばこの一宮市は日本一喫茶店が多い街で有名ですが、私の親父曰く、会社なんか機械が煩くって打合せなんかできないので、みんなして喫茶店に行って会議してたのがルーツなんだそうで。

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 いったん建物の中に入ってしまうと、中庭を中心にオフィス、役員室、集会場が一望に見渡せる広大な空間が広がります。こんなところで宴会...イヤ、仕事ができらたいいなぁ。

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 2階役員室、建具方立と梁のセンターがバッチリ合ってます。天井材の目地、照明、空調吹出口の割付も完璧です。竣工当時のデザインを大切に使い続けていたことが分かります。床のコンセント金物の中にはLAN配線が入っていたりします。

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 ダイナミックな2階キャンティ梁。上げ裏の白塗装は改修で塗りなおしてあります。打放しが綺麗です。昔は繊維工場の三角屋根が建ち並んでいて、役員としてはさぞご満悦な眺めだったでしょうね。

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 1階の旧事務室建具、庭園側は雪見障子風の開閉をするスチールサッシです。ガラスも曇りガラスで和紙風のテクスチャーが練りこんで(?)あります。スチールサッシ、ガラスは竣工時のものですが、一部は老朽化のため開閉できません。

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 丹下デザインの椅子と机(レプリカ)です。家具は造作を含めすべて天童家具の製作とのこと。このリャンコになっている机をキチッと嵌めてみたかったのですが、ガイドのおじさんに叱られそうだったので我慢しました。そういえば天童っていうと私のケンチクマニア(ヲタ?)な先輩がいるところです。

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 それにしても建物の状態が良くて驚きました。照明スイッチや建具金物、ガラスは年代ものですがちゃんと機能しています。

 何しろ創業者肝いりなんですから、施設管理の方の気苦労が絶えなかったことは想像に難くありません。逆の立場からコメントするとこういうのが一番めんどくさいです、ホント。。。全部特注品とかになっちゃうし。。。ブチブチ

 見学のおまけで資料室にある新築時の図面を見せて頂きました。1/100縮尺A1サイズに広がる直角三角形の特徴ある平面、設計者の意図が伝わってくる気がします。昨今のCAD図面では表現が難しくなってしまった古き良き建築設計の味わいです。

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 近所のおばちゃんに聞くと、おばちゃんがお嫁にきた頃は、お祭りのときなんか建物の中から芸者さんの笑い声がよく聞こえてきたもんだとか。今でも道路を隔てて織機の稼動音がガシャンガシャンと鳴っていて、外周をまわっていると一瞬不思議な気分にさせられます。

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 なんて帰りにふと見ると何とも悩ましい縦樋が。出口の位置を変えたり階段縮めたりするのは流石に難しいんでしょうけど。。。

 全体を取るか、部分を取るか、ん~。。。悩ましいの作るなよw

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テーマ : 建物探訪
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

ヤオコー川越美術館(伊東豊雄)

 行って来ましたよ、ヤオコーの美術館。今日は天気が良くて写真日和でした。空を綺麗に撮る方法、こないだ聞いたばっかりですっかり忘れてしもた。。(・´з`・)

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 住宅街にいきなりアル感、この前行った千葉のホキ美術館と同じ展開です。ただしアッチの圧倒的な存在感とは違い、こちらはヒューマンスケールな愛すべきキンチクといった佇まい。水盆のなかにソリッドでエッジの効いたスーパーフラットなフォルム、住宅街におくとやはり緊張感有り過ぎではありますが。。。

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 内部は田の字なシンプルプラン、勢いのよいタッチの三栖右嗣さんの絵画と共に、トップライトやら全面FRP光天井やらケンチクのほうでも結構楽しませてもらいました。展示室のセンターソファに「ディテール」(建築の詳細図とかばっか図面が載ってる雑誌)が置いてあり、矩計と実物を一緒に見られました。「んー、この軒樋、塗膜防水だけで頑張るとは何たる冒険…」とか。。。シンボルロゴの意味も分かったしw

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 建物周囲は水盆と散策道が申し訳なさ程度にまわしてあります。奥さんが「これって大雨が降ったら回りに溢れたりしないの?」、まぁ、溢れるでしょーねぇw(゚∀゚) 帰りにはちゃんとヤオコーに行って夕飯の買い物をして帰りましたとさ。(・∀・)チャンチャン

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tag : 建築 川越

名古屋探訪

 プチ帰省、子どもはクラブで今年は一人なので、ぶらぶら~っと名古屋は栄の近辺を散歩。デパ地下チェックと建物、あと美術館を少々。。。

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街中に唐突な観覧車は大都市にお約束となったのでしょうか?
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ヴィトン、銀座のデカイ器よか個人的にはこっちのが好きなヴォリューム
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初めてご対面したランドマークのオアシス21、航空写真で見下げの写真をよく見ていましたが、
見上げのほうがSFちっくで良いですね。ガラスの上は水盆になっています。
人が歩いていますね。。。行くしかないか!
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上れるところには上る、これ本能です。炎天下のなかちとキツイものがありましたが。。。
水盆の底はDPG工法のガラス、よく止水してるな~と思ったら、
ガスケットの下に更に排水溝が仕込んでありました。
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名古屋唯一の電波塔、テレビ塔です。確か正式名称もテレビ塔・・・
こんな安直なネーミングでよいのか?
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アオシス21に隣接して県芸術センターがあります。シュールリアリスムの
マックス・エルンスト展を見に行きました。
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名駅、スパイラル・タワーでシメ。

テーマ : art・芸術・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 名古屋 建築 探訪

AOな風景

 そういえば昨日、TOD’S前の歩道橋を渡っていると、娘がAOを見てビックリ(;゚Д゚)!

パパ、あのビル倒れそうだよ!

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 そういえばコッチ側から見ると、絞ってある低層部とオーバーハングな部分の角度が丁度よい感じw うんうん、君が驚くのは正しい反応だよw

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 オーバーハングな建物といえば個人的に印象に残るのは元麻布のとあるマンションです。(フォレスト何とかっていう・・・)でもこちらは若干のオーバーハングで重厚感を強調&若干の床面積増が狙いかと思います。なんかバオバブの木に似てますよね。

 AOのオーバーハングな形状は日影規制を逃げるための一つの解らしいですが、変化の激しい現代ではちょっと危なっかしいぐらい宙に浮いたフォルムが逆にウケルのでしょうか?

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

tag : 表参道 建築 AO

自由学園 明日館 (@池袋 byフランク・ロイド・ライト)

 JR池袋駅から南に下って徒歩5分、フランク・ロイド・ライトの明日館(みょうにちかん)です。自由学園は、羽仁吉一・もと子夫妻により大正10年に女学校として創立、明日館はその学園誕生のときの校舎です。

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 この日は平日なので人もまばら、だけど結婚式で残念ながら建物の中には入れませんでした。椅子が見たかったんですけどね...この外観、幾何学的な窓桟、そして大谷石、ライトです。

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列柱、低くて深い軒、ライトです。 ヒロシデス・・・

 

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これでもかと言わんばかりのそれぽい造形、でもたぶん遠藤 新の仕業w



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軒天と窓天端がゾロです。ライトのトップライト・・・ネンチャッテナンチャッテ( ̄∀ ̄)



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光と影、そして丁度ゴミ袋を抱えたヲジサンが登場・・・



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こちらは道路を挟んでお隣にある目白講堂。明日館から5年後、遠藤新によるもの。



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むー、パースずれたw 木建具とガラスシールの経年劣化が進んでいますね。
オイルステイン塗りたくなっちゃうな・・・

こちらもよろしく さいたまのベビーマッサージ、ベビーサイン教室|Smile Baby Boo

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tag : 建築

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